版築

2023.08.21

生駒の家では、版築(はんちく)という、土を突き固めて築く壁をつくります。

今では滅多に見られない工法となりましたが、昔はよく造られていたようで、法隆寺に行くと見ることができます。

法隆寺の築地塀

土を突き固めた模様が地層のようです。

生駒の家ではリビングから見える壁として版築の壁をつくります。

まずは、試作です。

こんな仕上がりになります。

さあ本番。力を入れて、心を込めて叩きます。

クライアントご家族にもご参加いただきました。

リビングから見える壁をどうするか思い悩んでいた時に、「奈良の建物では、法隆寺と東大寺が好き」というクライアントご主人さまのお話を思い出し、版築の壁にしようと閃いたのでした。

これから、版築の壁の上に銅板の屋根が載って、床には瓦を敷いて、リビングからの景色となります。

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