法蓮の家

奈良市の風致地区に指定される場所に建つ住宅の計画です。
急勾配と緩勾配の屋根を組み合わせた、大和地方にみられる大和棟を模した形状としています。
車通りの多い前面道路に対し、塀と建物で囲われたアプローチは、和室の地窓とリビングの高窓が、茶室にみられる色紙窓のような構成とし、露地のような静かな空間となります。
ダイニングでは朝日を感じ、リビングには高窓からの朝日が、庭に面する地窓からは柔らかな昼の光が、夕方には格子の影が落ちます。生活の中で、一日の様々な光と影を感じられる住まいとなります。
計画地
奈良県奈良市
構造
木造
敷地面積
265.18㎡
延床面積
119.23㎡