生駒の家では、版築(はんちく)という、土を突き固めて築く壁をつくります。
今では滅多に見られない工法となりましたが、昔はよく造られていたようで、法隆寺に行くと見ることができます。
![](http://norimatsu-arch.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_7073-1024x768.jpg)
土を突き固めた模様が地層のようです。
生駒の家ではリビングから見える壁として版築の壁をつくります。
![](http://norimatsu-arch.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_1956-1024x768.jpg)
まずは、試作です。
![](http://norimatsu-arch.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_1959-1024x768.jpg)
こんな仕上がりになります。
![](http://norimatsu-arch.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_1961-1024x768.jpg)
さあ本番。力を入れて、心を込めて叩きます。
![](http://norimatsu-arch.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_1965-768x1024.jpg)
クライアントご家族にもご参加いただきました。
リビングから見える壁をどうするか思い悩んでいた時に、「奈良の建物では、法隆寺と東大寺が好き」というクライアントご主人さまのお話を思い出し、版築の壁にしようと閃いたのでした。
これから、版築の壁の上に銅板の屋根が載って、床には瓦を敷いて、リビングからの景色となります。