ある画家のアトリエ

一人の画家が、キャンバスの向こうに、そして自分に向き合い、一つの絵画を生み出し、鑑賞する場所。
そこは、住宅に求める居心地の良さとはまた違う、静けさや、緊張感を纏った場所。
そこに、劇的な何かは必要ない。ここでしか生み出されない、特別な光や気配が存在する。
このアトリエは、そんな場所であるべきだと思った。
確かに変化する日常の中に何かを捉え、表現する画家は、その変わるけれども変わらない、
雲の動き、水音、緑の濃淡、一日の陽の移ろいを感じながら、
またキャンバスに向き合う。
所在地
大阪府泉南郡
構造
木造
敷地面積
200.23㎡
延床面積
78.83㎡
竣工
2017年
施工
安部工務店
撮影
小川重雄

御所南ともこ歯科-京町家リノベーション-

京町家をリノベーションした歯科医院。
時代を経て積み重ねられた歴史を継承すること、現代に求められる機能と構造を今の技術でつくりあげることを意識した。
通り庇を再構築した軒下空間。坪庭、奥庭を活かした奥へ導く平面。天井で覆われていた小屋組を現した縦への断面。
夕刻灯されたあかりに、通りに小屋組みが現れる。
懐かしくも新しい街の風景になればと思う。
所在地
京都市中京区
構造
木造
敷地面積
102.30㎡
延床面積
138.04㎡
竣工
2020年
施工
かわな工業
撮影
松村芳治

願正会鶴見学園 保育園

大阪市鶴見区にある寺院、願正寺。
その境内にある昭和20年より続く保育園の建替。
仏教精神に基づいた保育を実践する保育園、本堂、庫裏、鐘楼といった仏教建築の中にある保育園として、ふさわしい立姿を意識した。
日本建築らしいシンプルで大きな屋根が建物を覆い、半屋外となる深い軒下空間が、子供たちのいきいきとした活動を生み、寺院と保育園の緩衝ともなる。
園児達が、園舎を寺院の一部のように感じ、仏様を身近に園生活を送り、成長してくれることを願っている。
所在地
大阪市鶴見区
構造
鉄骨造
敷地面積
499.56㎡
延床面積
492.43㎡
竣工
2018年
施工
誠廣
撮影
松村芳治

ShelfⅣ/Funiture

階段の踊り場と繋がるようにデザインしたテレビ台。
階段と同じく壁から持ち出す構造としています。
制作
安部工務店
素材
オーク
撮影
小川重雄

ShelfⅤ/Funiture

リビングと一体に使う畳の部屋に、飾り棚にもなるテレビ台が欲しいという要望から生まれました。
和室にみられる違棚をモチーフに、現代のインテリアに合うよう、モダンにシンプルにデザインしました。
ロシア産の楢と、筆返しはミャンマー産のチークで構成した、日本らしいデザインの棚です。
制作
坂田卓也製作所
素材
楢、チーク

ShelfⅠ/Funiture

飾り棚と思ってデザインしたテレビ台
軽やかに浮かせた棚板は、椅子に座った時に、ほっと落ち着く高さです。
制作
isDesign
素材
オーク

ShelfⅡ/Funiture

ウーハー組み込みの飾り棚です。
テレビを壁掛けにされているので、棚板のラインをより強調したデザインとなりました。
制作
坂田卓也製作所
素材
オーク