床の間のこと

2018.04.09

マイホームの間取りを考える時、和室は1部屋っていう人やっぱり多いんです。

おじいちゃん、おばあちゃん、お友達の宿泊用として、子供が小さいうちは、おもちゃをちらかしていい部屋としても活躍しますし、畳でごろりは何物にも代えがたい幸せ。。。

そこで和室をつくるとなると、無いと寂しいのが床の間。でもお軸は持ってない。ましてや、そこに季節感を表現しないととなると、プレッシャーを感じてしまう。

「ある画家のアトリエ」のクライアントとのそんな話から生まれたのがこの床の間です。

隣家との間の奥行60cm程のスペースを活かして、本物の季節の変化を床の間に取り込んでしまいました。

伝統に則る和室の床の間で、このようなことをしてはいけないのでしょうが、ここは、カジュアルな畳の間。思い切って、床柱も床框も無い、シンプルな(お金をかけない)床の間に挑戦しました。

 

見る位置によって、いろいろな景色が楽しめます。

光の変化にも季節を感じます。(現場監督と探し廻って、やっと出会った自慢の地板)

クライアントである画家からは、この床の間にぴったりの絵を構想中とのことなので、今から完成が楽しみなのです。

 

 

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