マイホームの間取りを考える時、和室は1部屋っていう人やっぱり多いんです。
おじいちゃん、おばあちゃん、お友達の宿泊用として、子供が小さいうちは、おもちゃをちらかしていい部屋としても活躍しますし、畳でごろりは何物にも代えがたい幸せ。。。
そこで和室をつくるとなると、無いと寂しいのが床の間。でもお軸は持ってない。ましてや、そこに季節感を表現しないととなると、プレッシャーを感じてしまう。
「ある画家のアトリエ」のクライアントとのそんな話から生まれたのがこの床の間です。
隣家との間の奥行60cm程のスペースを活かして、本物の季節の変化を床の間に取り込んでしまいました。
伝統に則る和室の床の間で、このようなことをしてはいけないのでしょうが、ここは、カジュアルな畳の間。思い切って、床柱も床框も無い、シンプルな(お金をかけない)床の間に挑戦しました。
見る位置によって、いろいろな景色が楽しめます。
光の変化にも季節を感じます。(現場監督と探し廻って、やっと出会った自慢の地板)
クライアントである画家からは、この床の間にぴったりの絵を構想中とのことなので、今から完成が楽しみなのです。