松山の家

松山城の南の住宅地での、夫婦と幼い子供二人の住まいの計画です。
家全体に光と風を与える変形方形屋根と、和室の足元壁を開放したスリットが、住まいの顔となる住宅です。
1階の生活スペースは司令塔となる台所を中心に据え、回遊性をもたせた計画としました。
2階のプライベートスペースは、各部屋が勾配天井とロフトで緩やかに繋がる空間となります。
夜には、開口から漏れる灯りが昼とは違うシルエットを映し、街の行燈のように浮かび上がります。
計画地
愛媛県松山市
構造
木造
敷地面積
150.00㎡
延床面積
116.78㎡

松山 平井の家

田畑の点在する、のどかな風景に佇む住宅です。
「くの字」に折れ曲がった平面は、北東に開けた先に広がる山並みを望む形状として生まれました。
室内床とデッキで続く北庭、家庭菜園等を楽しめる南庭とに挟まれたリビングは、半戸外のような開放感があり、風が抜け、深い軒が夏の日差しを遮り、冬は暖かな光を取り込みます。
遊ぶ庭、育てる庭、山並みに囲われて家族がのびのびと過ごせる住宅です。
計画地
愛媛県松山市
構造
木造
敷地面積
330.00㎡
延床面積
143.06㎡

松山 谷の家

母と成人した子供二人の住まいの建替計画です。
近い将来仕事を引退する母と、結婚し出ていくが、休みの日には孫を連れて帰ってくる。そして、将来的にこの家は子供に譲る。
そんな将来像も踏まえたプランです。
外観は、現在の住まいの雰囲気を踏襲しつつ、おおらかに屋根を架け、今まで建っていたかのような佇まいとなるように心がけました。
シンプルでコンパクトな動線計画、西側からの風を取り入れる風通しの良い間取り、母一人の時、家族三人の時、そして家族が増えた時、間仕切りの引戸が空間のボリュームを調整する住まいです。
計画地
愛媛県松山市
構造
木造
敷地面積
209.17㎡
延床面積
131.96㎡

洛西の家

子育て世代の住宅の計画です。
プライバシーを確保しつつ、開放感のある生活空間とする為、中庭形式の平面としました。
居間からは中庭の緑の先に、階段からは中庭に面した格子の先に、個室からは出窓の先に、遠く山並みの四季折々変化する姿を楽しむことができます。
計画地
京都府長岡京市
構造
木造
敷地面積
230.00㎡
延床面積
129.60㎡