はじまりは、インテリアの打ち合わせをしていた時のクライアントの一言でした。
「ナチュラルな色合いは想像がつくから、他に深みのあるなにかないのかなぁ」
その一言から、試行錯誤を繰り返すこと半年、「鉄媒染」に出会いました。
出会いは、お世話になっている家具デザイナーの方がつくられたお盆。
着色では表せないであろう風合いは、楢に含まれるタンニンと鉄を化学反応させて黒く染めているとのこと。
それが「鉄媒染」でした。
早速、お世話になっている材木屋さんに相談したところ、挑戦してみましょう!と言っていただいて、できたあがった試染品を静岡から持ってきてくださりました。
一番左は無塗装の楢材、左から順に濃度を変えて鉄媒染した楢材です。
引き続き挑戦は続きますが、確かな光が射しました!